

各線天王寺駅から徒歩10分の天王寺動物園は、サバンナが広がり、ライオンやキリンなどがいます。日本の動物園ではここでしか見られない人気のホッキョクグマやキーウィも見どころです。
長らく低迷していましたが、その後、大阪維新の会の橋下市長が改革に着手し、2015年には入園者数が173万人に達し、旭山動物園(北海道旭川市)を抜いて3番目に人気のある動物園となりました。
動物園には約200種900点の動物が飼育されており、動物たちの生息シーンを再現した「生態展示」や、水族館かと思うような魚エリアは、まさに都会のオアシスとして、地域の方々に親しまれています。
【天王寺動物園】
あべのハルカスなどの高層ビルが立ち並ぶ都心にある天王寺動物園は、1915年1月1日に開園し、100年以上の歴史があります。天王寺駅や近鉄大阪阿部野橋駅から徒歩10分の「てんしば」の裏手にある「てんしばゲート」と、大阪メトロ動物園前駅から徒歩5分の「新世界ゲート」の2つの入場口があります。
約11万平方メートルの園内は、「アフリカのサバンナゾーン」、「アジアの熱帯雨林ゾーン」、「ふれあい広場」、「バードパラダイス」の4つのエリアに分かれています。園内には約180種、1,000頭以上の動物が生息しており、見応え十分です。
サバンナに住む動物たち

広大な動物園を回るには、見たい動物から見ていくのがおすすめです。天王寺動物園では、ライオンやキリンなどの人気動物から、シセンレッサーパンダなどの希少動物まで飼育されています。
とても残念ですが、アムールトラのオスの風(ふう)が、2023年3月1日に亡くなりました。たくさんの方々から献花が送られています。
アフリカサバンナゾーンでは、ライオンやキリン、エランドなどの動物を観察することができ、岩越しに見る姿はとてもリアルです。
特にキリンの餌付けは見ものなので、事前に時間を確認しておきましょう。サバンナに入ったキリンに直接手で餌をあげたり、キリンが長い舌で食べる様子を間近で見たり……と、とても人気のあるイベントです。また、周辺のカバ舎には、水槽になっているエリアがあり、陸と水の両方からカバを観察することができます。大きなカバが水中を泳ぐ姿は迫力満点です。
人気の動物たち

アフリカのサバンナゾーンを見学した後は、人気の動物たちに会いに行きましょう。まずは、天王寺動物園で生まれたホッキョクグマを見に。2020年11月生まれの「ホウちゃん」と、そのお母さん「イクちゃん」が展示されています。おもちゃで遊んだり、上手に泳いだりする姿が可愛らしいですね。
珍しい動物「キーウィ」

動物たちを十分に堪能したら、園内中央にある「学習棟」と「休憩棟」にも立ち寄ってみてください。学習棟にある「天王寺動物園博物館」は、かつて園内で飼育されていた動物の化石や骨格標本が展示されています。向かいの休憩棟には、レストラン「FooZoo」とグッズショップ「GooZoo」が入っています。
ここで、ぜひ手に取っていただきたいお土産があります。日本では天王寺動物園でしか飼育されていないキーウィのオリジナルグッズです。木箱に並んだマスコット「キーウィ」は、まるでキウイの果実のようです。フルーツネットも再現されており、とてもかわいいです。キーウィは夜行性動物舎に展示されているため、フラッシュ撮影は禁止されています。ぜひ、キーウィのマスコットをお持ち帰りください。
天王寺動物園へのアクセス

天王寺動物園「新世界ゲート」へは、大阪メトロ御堂筋線「動物園前駅」1号出口から徒歩5分です。
天王寺動物園「てんしばゲート」へは、大阪メトロ谷町線「天王寺駅」5番出口を出て、フットサルコートがある芝生広場を通り徒歩7分です。
また、JRや大阪メトロ御堂筋線「天王寺駅」からも、徒歩10分で行くことができます。
今回は、大阪観光でおすすめの人気スポット「天王寺動物園」を紹介しました。大阪観光ブログでは、大阪旅行を満喫するためのお役立ち情報を発信しています。

コメント