『 国立民族学博物館 』( 大阪府吹田市 )は、太陽の塔で有名な万博記念公園内の博物館です。
“ みんぱく ” の愛称で親しまれる博物館は、民族学と文化人類学が専門で、館内には、世界各地から集められた展示品が所狭しと並んでいます。
展示物の中には、日本人の常識では把握しきれない不思議なものもあり、世界各地の多様な文化を知ることができる、刺激的な空間となっています。
世界最大級の博物館
国立民族学博物館は、世界の民族の文化や生活様式を研究するために1974年に設立され、1977年から一般公開されている博物館です。
展示物は、世界をアメリカやヨーロッパなど12のエリアに分けた「地域展示」と、音楽や言語のジャンルに特化した「文化展示」で構成されています。地域展示」はオセアニアから地球を一周するように配置されており、異文化への旅行気分を味わうことができる!
おもしろい展示品が沢山あります
国立民族学博物館の数ある展示物の中には、日本の常識では理解しがたいものがあります。…… 例えば、アメリカの展示室に「ナワル」という木彫りの像があります。一見すると、ジブリ映画に出てくる精霊のようです。
また、ルーマニアのサプンツァ村の「陽気な墓」も見応えのある展示物です。カラフルな墓標には、その人の職業や趣味が絵や詩で描かれています。
「陽気な墓」には、大切な人を亡くした悲しみを乗り越えてほしいという故人の願いが込められているようです。お墓の見方も日本とは違っていて、なかなか素敵です。
世界の人々の衣食住を知る
国立民族学博物館では、世界の人々の暮らしをより深く理解するために、衣食住の生活用品を数多く展示しています。なかでもおすすめは、2016年6月から始まった「アイヌ文化展」です。
国立民族学博物館には「パティオ」と呼ばれる中庭がいくつかあり、外からの光を取り入れたり、屋外展示場として利用されています。
「チュマク」と呼ばれる建物もそのひとつです。韓国版料理旅館ともいえる伝統的な居酒屋で、飲むだけでなく食べたり泊まったりすることもできる。
「酒幕」は展示のために再現されたものですが、もともとは1920年頃に建てられた茅葺き屋根の建物だったのだそうです。時代は違えど、昔の人も飲んだり食べたりすることが好きだったようです!
日常生活に焦点を当てた展示がある博物館のまとめ
国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学に関する研究を行い、その成果をもとに世界の諸民族の社会・文化に関する情報を人々に提供し、諸民族に対する認識と理解を深めることを目的として、1974年に設立、1977年11月に開館しました。1977年11月に開館。
2004年4月からは大学共同利用機関法人人文科学研究機構に加盟し、同機構内の5つの機関と連携して人間と文化に関する総合的な研究を推進しています。
国立民族学博物館では、世界の民族・社会・文化を対象に、文化人類学、民族学およびその関連分野の基礎的・理論的な研究を行っている。機関研究、共同研究、研究調査結果の国際シンポジウムなどを実施し、毎年国内外から1,200名以上の研究者を招聘して研究を展開しています。その成果は、地域の人々や社会と共有し、共に議論し考える「フォーラム型」研究に反映されています。
また、出版物やメディアだけでなく、講演会、セミナー、フォーラム、ウィークエンドサロン、映画祭、研究公演など、さまざまなイベントを通じて、一般の方にも研究内容を公開しています。
2008年より本館の展示物(地域展示・文化展示)を順次リニューアルしており、2016年6月には中央アジア・北アジア・アイヌ文化展示のリニューアルを行い、全展示物が新しく生まれ変わりました。また、春と秋に特別展を開催するほか、毎年数回の企画展を開催し、新しい研究成果を紹介しています。
国立民族学博物館へのアクセス
大阪モノレール『万博記念公園駅』徒歩約15分
※自然文化園窓口で当館の観覧券をお買っておくと。同園内を無料で通行できます。
『公園東口駅』徒歩約15分
※自然文化園(有料区域)を通行せずに来館が可能。
近鉄バス(阪大本部前行き)阪急茨木市駅から約20分
JR茨木駅から約10分、『日本庭園前』下車徒歩約13分
万博記念公園『日本庭園駐車場』(有料)から徒歩約5分
今回は、大阪観光でおすすめの人気スポット『 国立民族学博物館 』を紹介しました。
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